新車にマグネットシートを付けます。車体に貼る時の注意点はありますか? ワックスやコーティングの上から貼って大丈夫ですか?

2023-11-07T11:37:26+09:002023年11月7日|新車にマグネットシートを付けます。車体に貼る時の注意点はありますか? ワックスやコーティングの上から貼って大丈夫ですか? はコメントを受け付けていません

新車は気分が上がりますね。
せっかくだから大事に乗りたい、できるだけキズをつけたくないお気持ち、よくわかります。
今回は貼る時の注意点をお伝えします。

基本は毎日点検!

お車の塗装は日光の影響で年月と共に多少とも色が変化します。
何年も同じ場所に貼りっぱなしでは、貼っている場所は日光を浴びないので変色しないため、車体の色に境界線が出来ます。
その対策は基本通りで、毎日など定期的にマグネットを外してマグネットと車体を清掃・点検していただく事です。
貼りっぱなしでは裏側に小さな砂が溜まり、剥がれる元となります。

塗装の種類によっては、雨が続いた時に何日も貼りっぱなしでは、塗装が水分を含んで白っぽくなる時があります。そんな時は、マグネットを外して、陽に当てると、次第に色が戻ります。
希にですが、貼りっぱなしでは、マグネットの背面に回り込んだ砂の中の鉄分が錆びて塗装に影響を与える事がありますので、基本は毎日の点検です。
数か月使っていただき、特に異常が無ければ毎週1回でも大丈夫です。

ワックスやコーティングにも定期点検

世の中には、ワックスやコーティングとして数多の製品や種類がありますので保障の限りではありませんが、マグネット取扱いの基本として、毎日など定期的に外して車体とマグネットを確認・点検していただく事をお勧めします。

最初に貼る時、大事なのは「貼る場所」

順番としては、貼る場所の大きさと形状に合わせてマグネットを作るべきですが、支給されたマグネットを貼る場合をご紹介します。

先ず、お車を一周していただき、広く・平らな場所を探します。お車の前のドアが一般的です。
スケールで測ると通常は幅が1mほどあり意外に大きいです。しかし、中央付近に横に溝があったり、取っ手があったりして、「意外に貼るスペースが少ないな」と思われるかもしれません。

溝がある場合は、溝の上か下に貼るのが一般的ですが、上に貼る方がマグネットが汚れにくいです。しかし、取っ手がじゃまになる可能性もあります。

小さなマグネットあるいは、10cm程度の円形のマグネットでは、お車の後部に貼る事もあるかと思います。車種によっては、後部ドアがプラスチックだったり、カーブが強かったりします。カーブが強い場合に小さなマグネットは密着しにくいです。

冬場はマグネットが特に硬いので、手で少し温めて手で少し曲面にしてから貼ると、密着して安定します。

盲点!マグネットをうっかり地面に・・・マグネットは落としやすい

昔の話ですがこんなことがありました。

受注したマグネットを納品した時のこと。
喜んでいただき、さっそくお車に貼ることになりました。
大型の車用のマグネットでしたので先方の方がロール状になったマグネットを地面に広げたのです。

あっ!と思った時には既に時遅し。
マグネット面に砂に混じった砂鉄がびっしり。

マグネットは絶対に地面には置かないでください。

地面には砂鉄などの鉄分があり、一度付くと取るのが面倒です。
そのまま貼ると、さらに小さな砂が入り込んだり車体に傷を付ける元となります。

もし砂が付いてしまったらタオルを濡らしてしっかり絞って拭くと取りやすいです。

マグネットは重くて平らなので、2枚を持って1枚づつ貼るのはもう1枚を落とす事になりやすいです。
もう一枚は、車内に置いて1枚づつ貼ってください。

定期的なメンテナンスで車もマグネットも長持ち(5年間の耐久性)

基本は毎日、異常がない事を半年ほど確認したら、毎週1回などの定期点検を行なっていただき、
お取り扱いの注意事項に沿ってお使いいただければ、マングースのマグネットは5年間十分にお使いいただけます。

マングースが制作しているお車用などの屋外用マグネットは、5年耐久1年保証。
ベースとなるマグネット素材には車用として実績と定評のあるマグエックス社の製品を使用しております。

こんな事でマグネットの寿命が縮まる!

暑い日に、車内の座席シートや物の上など凹凸のある場所に置き、そこに陽が当たるとマグネットが変形して、夜になるとそのまま固まります。一度変形すると戻すのは困難です。
車内に置く場合は必ず、段ボール板など平らな場所に置き直射日光が当たらない場所に保管をお願いします。

記事監修:渡辺 良朗

株式会社マングース代表取締役 東京理科大学理学部物理学科卒業 横河電機、Hewlett Packard、General Electric などの合弁企業にてCT、MRなど医療機器の営業でトップセールスとなる。中小企業診断士 2001年より現職。
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