雑貨マグネットの世界
当社はこの仕事から始まりました
きっと日本の冷蔵庫にも
マグネットの時代が来る
当社は2001年創業、雑貨マグネットのNet販売から始まりました。社長の渡辺が「まだ日本で誰もやってない仕事をしよう」と調べていた時、アメリカの冷蔵庫のドアがマグネットで埋め尽くされている事を知ったからです。当時はまだインターネット回線が昔ながらの電話回線。1枚の画像を受信するのに10秒ぐらいかかる、トンデモナク遅い環境でした。今噂の新技術Li-Fi(ライファイ)では、2時間のビデオ15本をわずか1秒で送れるというのですから、もう比較する気にもなれません。
「日本にはマグネットの専門店が無い」
当時は、インターネットでマグネットで検索してもほとんど何も出て来ない時代です。足で歩いて得た情報をたよりに、雑貨マグネットを売っている店の現場を見て歩きました。
都内では、銀座の博品館、各地の東急ハンズ、池袋周辺のデパートの片隅にあちこち点在しています。浅草の参道にもありますし、全国の水族館にも置いている店があります。探せば、あることはあるのですが、どこも種類が限られていて、本業に合う製品しか置いていません。皆さんが毎日行くお店の中にも、多少は置いているかもしれません。しかし、いろんな製品を幅広く売っている「マグネット専門店」は日本中どこにもありませんでした。
「ナント、売ってくれない」
やっと調べて、メーカーや販売店と交渉して売っていただこうとするのですが、これが全く意外な事に売ってくれないのです。
「ちょっと担当が出ておりまして」とか何とか、何度電話してもダメなのです。「売らない」と言ってくれれば良いのですがそうも言ってくれません。
結局、創業してすぐに取引に応じていただいたのは、小さなメーカーさんや小さな輸入商社さんでした。売っていただけただけでなく、まだ当社が商いに不慣れと知ると、丁寧に小売業界の商習慣などを教えてくださいました。あまりに当方が商習慣を知らないので可愛そうだと思っていただいたのだと思います。誠に感謝に堪えません。
「まだ、Net販売自体が信用されてなかった」
創業から1年が過ぎた頃、あれほど電話に出てくれなかった大手の販売店、大手メーカーの担当者から電話がかかって来ました。「もしまだ、その気があるのでしたらこの方法でお取引できます」という内容でした。いわゆる、「口座を開設」してくれたのです。担当者と初めて電話で話しました。
さっそく販売店を訪問して両手に持てるだけ数万円分ほど買って帰り、販売ページを数日掛けて作成し、販売を開始しました。
仕入れた商品は平均して数か月掛けて売れます。日本ではビジネスとしてなかなか難しい、というのが実感です。でも、ご購入いただいた方から冷蔵庫の写真をいただいたり、お礼の言葉をいただけるのは「やってて良かった」と思える瞬間です。
※現在は雑貨マグネットの取扱いは終了してしまいましたが、シートマグネットをはじめ、これからも新しいマグネット関連製品を生み出していく予定です。